五支(パンチャーンガ)
パンチャーンガは、五つの日次指標から一日の性質と行動の時機を読むインド伝統暦の枠組みである。五支はティティ、ヴァーラ、ナクシャトラ、ヨーガ、カラナで、月相日、曜日、月宿、日月の組み合わせ、半ティティをそれぞれ扱う。変体は強調された支を先に見て、その値が示す対象と宜忌を比べる。
詳解
パンチャーンガは同一時点の五つの暦値で成立する。ティティは太陽と月の黄経差、ヴァーラは曜日、ナクシャトラは月が入る二十七宿、ヨーガは太陽と月の黄経の和、カラナは半ティティから定まる。判読では、ティティを進行段階、ヴァーラを行動の基調、ナクシャトラを月宿の性質、ヨーガを日月の合成状態、カラナを細かな実行区分として扱う。吉凶と強弱は各支の値と相互の支え合いで変わり、変体比較では強調された支を特定してから、進行、調整、回避に向く対象を読む。
かたち
よくある質問
- パンチャーンガは曜日だけ見れば足りる?
- 足りない。曜日はヴァーラ一支だけで、ティティ、ナクシャトラ、ヨーガ、カラナが段階、月宿の性質、日月の合成状態、細かな実行時機を補う。特定の支が強く関わる場合もあるが、実用的な時機判断では五支を合わせ、対象の行為に最も関係する支を先に特定する。
- 五支の判断が食い違う場合は何を優先する?
- すべての場面で固定して優先される一支はない。各支が異なる層を扱うため、食い違いは大枠が適していても段階や実行時機が合わないことを示し得る。行為に対応する主な支を定め、残り四支で障害を確認すると単独の吉凶に偏らずに済む。
- パンチャーンガの五つの値は深夜に一斉に変わる?
- 一斉に変わるとは限らない。ヴァーラは曜日に対応するが、ティティ、ナクシャトラ、ヨーガ、カラナは太陽と月の位置関係に従って進み、民間暦の日付とは境界が異なる。正確な時機を見る場合は日付だけでなく、対象時刻の五支を確認する必要がある。